副業するなら何したい？1万人以上を対象した副業に関する意識調査

株式会社インテージリサーチが「副業に関する意識調査」を実施したようです。

本調査は16歳～79歳の男女1万人以上を対象した大きなアンケート調査です。
詳細な調査方法、調査期間は下記になります。

「副業」に関する意識調査

調査方法：インターネット調査
調査地域：全国
調査対象者：インテージ・ネットモニター全国16歳以上79歳までの男女
サンプル構成：平成27年国勢調査ベース（性別×年代別×居住エリア×未既婚）母集団準拠
設計数：10,000サンプル
調査期間：2018年3月23日（金）～3月26日（月）
調査内容：副業/副収入を得る活動の実施状況、副業を行う理由
調査実施機関：株式会社インテージリサーチ

最近、調査結果が発表されたのでさっそくではありますが、副業ラボでもご紹介させていただきたいと思います。

以前、ご紹介した副業に関する意識調査よりもデータが多く、16歳～79歳と年齢の範囲も広いため、また興味深い結果となっています。
年齢や性別によって副業への意識がどのように違うのかも含め見ていきましょう！

副業や副収入を得ることを意識した活動

はじめに「副業や副収入を得ることを意識した活動」の実施状況について聞きました。
「ある程度決まった副収入が得られる副業をしている」と回答した方が4.1％、「収入は安定していないが、副収入が得られる副業をしている」と回答した方が6.6％存在し、合わせると副業によって副収入を得ていると回答した方が10.7％もいることがわかります。
他の内訳ですが「副収入は得ていないが、副業を意識した活動をしている」人は3.3％、「副業は行っていないが、今後何かしてみたいと思っている」人は30.5％、「特に何もしていないし、今後もするつもりはない」人は55.4％という結果になりました。

男性と女性で大きな違いは見られませんが、どちらも20歳～29歳の間で副業をしている方が多いのがわかります。
また、男性は60歳～69歳、70歳～79歳と高齢であってもピークである20歳～29歳の数値と変わらず副業をしている方が多い結果となりました。

最近では高齢者でありながら副業をする方が増えており、高齢者向けの副業も以前と比較して増えたように思えます。

高齢者副業5選！定年退職後のお金を稼ぎに最適なビジネス紹介

2018年4月3日

詳しくは上記ページでご紹介しているので、興味のある方はチェックしてみてください。

副業や副収入を得る活動のうち、現在行っているもの(性年代別)

続いて「副業や副収入を得る活動のうち、現在行っているもの」について質問した「副業の実施状況」です。

男性は10代を除く全年代で「株式や金融商品、仮想通貨等に投資」が10％を超える数字となり、働き盛りである30歳～49歳ではピークである12.9％という数字を記録しました。
一方、女性は「アンケートモニターやポイントサイト、レビューへの参加」が平均約20％となり、その他にも「ハンドメイド商品などを作ること」などの副業が人気であるのがわかりました。

性別はもちろんですが、年代によっても実施している副業の内容が異なることがわかります。

副業や副収入を得る活動のうち、今後してみたいもの(性年代別)

次に「副業や副収入を得る活動のうち、今後してみたいもの」について聞くと、男性の20～39歳では「株式や金融商品、仮想通貨等に投資」が2割を超える数字となり、やっている方も多くいましたが、さらに興味・関心があることがわかりました。
投資や為替などは知識が必要になるため、やりたくてもできないという方が意外にも多いのかもしれません。

また、「人に何かを教えたり、コンサルティングすること」を50歳以上の方が意外にも多く回答しており、ビジネスで培った経験やスキル、ノウハウといったものを活かす活動に対して関心が高いことが明らかになりました。

一方、女性は全年代変わらず「アンケートモニターやポイントサイト、レビューへの参加」が高い数字となりました。
結婚して専業主婦となり、家事や育児の合間にコツコツとできる手軽な副業が人気であるのがわかります。
10代～20代では「雑誌やウェブの記事などを書く」も比較的高い数字となり、アフィリエイトやクラウドソーシングサービスを利用したウェブライティングやデータ入力といった副業に関心があるのがわかります。

副業や副収入を得る活動を行う理由(性年代別)

最後に「副業や副収入を得る活動を行う理由」について尋ねたデータですが、最も多く回答を得たのは「主業の収入だけでは物足りないため」の42.1％でした。

また、男性は「ビジネスチャンスがありそうだと思った」や「収入を得られるようなスキルを得たり、本業として取り組みたい」などの回答も多く、ビジネスや副収入が副業への動機となっているようです。
それに対して、女性は「趣味の延長としてなど、気軽に」の回答が多く目立ち、「空いた時間＝スキマ時間」で気軽にお小遣いを稼げるのが動機となっているようです。