最近、求人情報メディア・人材紹介サービスで知られる「エン・ジャパン」が「副業（パラレルキャリア）」に関する調査結果を公開しました。
本調査は2018年5月7日(月)～31日(木)に行われました。
35歳以上で転職経験がある転職サイト「ミドルの転職」のユーザー1,144名を対象にインターネットリサーチを実施したものになります。
最近では政府の働き方改革も相まって副業を推進する会社も増えつつあります。
今回の調査結果から「副業を行う理由」や「行っている副業の種類」など「副業（パラレルキャリア）」に対する世間の意識がわかってきます。
これから副業を始めようと考えている方はぜひ参考にしてみましょう！
現在、本業以外での活動(パラレルキャリア)もしくは、副業をしていますか」
「現在、本業以外での活動(パラレルキャリア)もしくは、副業をしていますか」の質問に対し、30％もの人が「はい」と答えたようです。
また年収別に見ても、年収1,000万円以上の場合は31％、年収1,000万円未満の場合は30％といずれも全体の3割を超える結果となったようです。
対象者は1,144名ではありますが、11人に3人は副業をやっている計算になります。
「現在、副業をしている方に伺います。副業をしている理由を教えてください」(複数選択可)
続いて、現在副業をしている方を対象に「副業をしている理由」を聞いたアンケートです。
最も多かった回答は「報酬が得られる」(57％)です。
次いで2位となったのは「知見・視野が広がる」(46%)で、3位は「本業の収入だけは充足していない」(40%)でした。
年収別に見てみると、年収1,000万円以上は「知見・視野が広がる」(67%)、「新しい人間関係を構築できる」(50%)が多かったのに対し、年収1,000万円未満は「報酬が得られる」(60%)、「知見・視野が広がる」「本業の収入だけは充足していない」(どちらも42%)という差異のある回答になりました。
年収1,000万円以上の方はさらにビジネス力を伸ばしたかったり人脈作りや投資などといった自分磨きとして副業をされている方が多いという印象を受けます。
それに対し、年収1,000万円未満は「報酬が得られる」や「本業の収入だけは充足していない」といったお金に関する回答が多かったため、純粋に副収入を目的として副業をされている方が多いとわかります。
収入層関係なく副業をされている方が増えていますが、収入層によって副業を行う目的がそれぞれ違うことがわかりました。
「現在、副業をしている方に伺います。具体的にどのような活動をしていますか」(複数選択可)
副業をされている方に「具体的にどのような活動をしているか」を尋ねると、「本業以外の単発の仕事」(46%)という回答が多かったです。
また、年収1,000万円以上は「株式投資」(22%)、「起業」(15%)、「不動産投資」(13%)、「仮想通貨への投資」(13%)といった資産運用をされている方が多い印象です。
逆に、年収1,000万円未満は「ボランティア活動」(16%)、「地域活動」(12%)など身近な活動をされている回答が目立ちました。
「副業が本業で役に立ったことがありますか?」
副業中の方を対象に「副業が本業で役に立ったことがあるか」と聞くと、54%もの人が「はい」と回答しました。
驚きなことに、約半分の方は副業で養ったスキルや経験を本業で活かせているということになります。
また、「副業が本業で役に立ったことがあるか」の質問に「はい」と回答した方を対象に「どんな場面で役にたったのか」具体的に聞いてみたところ、以下のような声があったようです。
このような声から、副業が「副収入（お金）を稼ぐ」という意外にもメリットがあるのがわかります。
近年ではこういった副業が本業へのメリットにもなるとされ、副業を推進する会社や専業禁止の会社も増えているようです。
実際に副業を解禁されている会社では副業を禁止していた時よりも、売上が伸びているというデータもあるようです。
まとめ：2018年から副業（パラレルキャリア）を始めてみよう！
今回は「エン・ジャパン」が行った「副業（パラレルキャリア）」に関する調査結果についてまとめさせていただきました。
- 副業は約11人に3人がやっている
- 収入層によって副業を行う目的が変わっている
- 高収入層は投資の副業、ミドル層は身近でできる副業を選んでいる
- 副業を経験した半分以上の方が本業でも役に立った
以上が今回のまとめになります。
これから副業を初めてみようとお考えの方には面白いアンケート結果だったのではないでしょうか。
副業ラボでは、これから副業を初めようという方に向けておすすめの副業を紹介しています。
ぜひ参考にしてみてください。
参考元：年収1,000万円以上のミドル層がしている副業、1位は?
