近年の働き方改革の推進により、世間では副業が注目されています。
もし副業をするのであれば、これまでに得た経験やスキルを活かした仕事をする方が効率的です。
また未経験の仕事であっても、ご自身が非常に興味を持っている分野であれば早いスキルアップが見込めます。
今回の記事はプログラマーに向いている副業をご紹介したいと思います。
プログラマーは現代IT社会の基礎を作る重要な仕事です。
しかし業界内の競争は激しく、多忙な日々を送ることが多いと言われています。
一方で、プログラマーはスキルさえあれば組織に属することなくできる仕事が多くあります。
したがってプログラマーは転職や副業をすることで収入やスキルをアップさせることができるのです。
- 副業に興味のあるプログラマーの方
- 転職を考えていたプログラマーの方
- 収入を増やしたいプログラマーの方
上記のような方は最後まで読んでみてください。
それではプログラマーにおすすめの副業をご紹介していきたいと思います。
プログラマーの仕事について
まずは、プログラマーの仕事内容や労働環境、給料水準などをまとめました。
プログラマーの仕事は需要が多く、仕事が途絶える可能性は低いと言えます。
しかし裏を返せば競争が激しく、同時に多くの案件を抱えることもあるので過酷な労働環境になりやすいのです。
そのため転職希望者も多い職業だと言われています。
それでは1つ1つ詳しく見ていきましょう。
プログラマーの仕事内容
プログラマーの仕事は「コンピューターを動かす仕組み(プログラム)を作ること」です。
コンピューターにはコンピューター用の言語(プログラミング言語)と呼ばれるものがあります。
プログラミング言語を用いて様々な指令を伝えることで、コンピューターは動作を行います。
プログラマーはプログラミング言語を理解して、コンピューターが的確にかつ効率的に動くような指令の仕組み(システム)を構築します。
コンピューターを使う人が何かのボタンを押すことで、決められたプログラムがコンピューターに伝わります。
そしてコンピューターはそのプログラミング通りの動作を行います。
現代社会ではあらゆるものにコンピューターが組み込まれています。
そしてその分だけプログラムが存在するのです。
したがってプログラマーの仕事はこれからも欠かせないと言えます。
プログラマーの労働環境
次にプログラマーはどのような環境で働いているのかを解説します。
仕事の需要がある分、仕事量と責任は大きいと言えます。
多くの案件を抱え込みやすい
プログラマーの仕事は同時にいくつかの業務を並行して行うことがほとんどです。
また複数のプログラマーや他のスタッフと調整を重ねながら業務進めることもあります。
したがってプログラマーは同時に多くの案件をこなさざるを得ないことがあるのです。
納期に厳しい
プログラマーはコンピューターやシステムの仕組みを作る仕事です。
したがって製品を作るうえで早い段階で作り上げる必要があります。
そのため納期が厳しい業務を抱えて深夜まで残業になることがあるのです。
システムエラーへの対応
プログラマーはプログラムが完成したからといって終わりではありません。
多くの場合、製品化された後様々な動作の不具合やエラーが生じます。
これはプログラマー自身のプログラムミスが原因で起こることもありますが、それだけではありません。
なぜなら、プログラマーが想定するユーザーの使用方法と実際にユーザーがシステムを使うときの方法にズレがあるからです。
ただし、原因は何であれお客様であるユーザーから不具合のクレームが出ればプログラマーは即時に対応しなければなりません。
こういった業務が前述の「多くの案件を抱え込む」温床になっています。
プログラマーの給料水準
次にプログラマーの給料水準について解説しましょう。
プログラマ―の年収は金額でみればそれほど安いとは言えません。
しかし先ほど解説したように膨大な仕事量には見合わない金額だとも言えるのです。
プログラマ―全体の平均年収は400万円台前半
プログラマ―の平均年収は400万円~420万円程度だと言われています。
平均300万円台の職業も少なくないので、それに比べれば良い年収です。
これはプログラマ―は資格は不要でもプログラミング言語のスキルが必要なことが理由にあります。
日本全体で見れば平均以下の年収
一方で日本にある全職種の平均年収は450万円程度だと言われています。
当然ですが平均以上の年収を得られる職業が多数あるといことです。
したがってプログラマ―は日本全体でみると良い年収を得られているとは言えません。
さらにプログラマ―は残業や休日返上の多い仕事です。
それをふまえると決して良い年収だとは言えないのです。
プログラマーの転職者数
このようにプログラマ―は恵まれない待遇で働いていることがあります。
したがって転職をすることで待遇改善やスキルアップを図るプログラマ―も多くいます。
納期の厳しさに耐えられない
先ほども解説したように、プログラマ―業界はクライアントから納期を迫られることが多くあります。
そして納期に間に合わせるために残業や休日出勤をするのです。
しかし、それも度が過ぎればプログラマ―が働く気力を失って当然です。
業界内でも残業や休日出勤の程度に差はあるので、待遇の改善を求めて転職するプログラマーが多数います。
プログラマ―の業界は多岐に渡るためキャリアチェンジ
プログラマ―の世界はすそ野が広い業界です。
ありとあらゆる企業でプログラミングを使用しているので、特定の業界専門のプログラマーが存在します。
したがってプログラマ―の中で自分に合った業界を探して、転職するケースがあります。
様々なプログラミング言語をマスターしたい
プログラミング言語にはいくつかの種類があります。
しかし勤務先によっては特定のプログラミング言語しか使わないケースがあります。
そのためプログラマ―は自分が取り組みたいプログラミング言語を使っている会社へ転職をすることがあるのです。
プログラマーの副業事情について
プログラマーの中には本業の合間に副業を行っている方がいます。
貴重な休日や休み時間を使ってまで副業をするのはどのような理由があるのでしょうか。
少ない収入を副業でカバー
先ほど解説したように、プログラマーの年収は恵まれていません。
そこで多くのプログラマーは収入アップを目指して副業を行います。
プログラマーの業界は需要に恵まれているため、副業も比較的容易に見つかるのです。
スキルアップやキャリアチェンジの踏み台に
プログラマーの業界は様々な分野に分かれています。
そして本業だけでは全ての分野に精通することは難しいのが現状です。
したがってプログラマーは、副業を使って違う分野のプログラミングにチャレンジすることがあります。
また本業のスキルに自信があるプログラマーは、副業で似たような仕事をすることで腕試しをしている場合があります。
転職のトライアルとして
プログラマーの仕事は需要が多いため、転職は比較的簡単にできます。
しかし転職先もブラック企業である可能性を考慮する必要があるのが現状です。
そこで転職希望先に対して副業という形で入社する方法があります。
副業で転職候補先の現状を把握してから転職することで、転職の失敗を防ぐ効果があります。
プログラマーに向いている副業
このようにプログラマーは比較的簡単に副業を始めることができます。
では、どのような副業がプログラマーに向いているのでしょうか。
まず、プログラマーはネット上で募集している副業が多数ある業界です。
したっがってプログラマーは個人でネット上に登録して仕事を獲得していくことができます。
さらにプログラマーの技術を人に教えたり説明することが好きな方はライターやインストラクターという手もあります。
それらの中から自分の生活スタイルや副業に割ける時間によって選んでみると良いでしょう。
1.一般的なクラウドソーシングサービスに登録
クラウドソーシングサービスはプログラマーが最も手軽に始められる副業です。
クラウドソーシングサービスとは、仕事をしたい人と依頼したい人がネット上で出会えるサイトのことを指します。
様々な仕事の募集が掲載されていますが、プログラミングの仕事は最も多く掲載されているのです。
どんな副業をすれば良いか分からないというプログラマーであれば、とりあえずクラウドソーシングから始められることをおすすめします。
特におすすめのクラウドソーシングサイトはクラウドワークスです。
2.専門的なクラウドソーシングサービスに登録
前述させていただいた通り、クラウドソーシングサービスはプログラマーと相性が良いです。
中には、プログラマーに特化したクラウドソーシングサイトがあります。
専門的なだけに、高単価で高度なスキルを活かせる案件が多いと言えます。
プログラマー専門のクラウドソーシングでは、クラウドテックの公式サイトがおすすめです。
3.フリーランスエンジニア向けの案件紹介サイトに登録
クラウドソーシングは自分で営業しないといけません。
自分で営業するのが難しいというプログラマーの方には紹介サイトがおすすめです。
紹介サイトの場合、登録をするとサイトのスタッフと面談を受けることになります。
面談でこれまでのキャリアや今後の希望を伝えることで、サイト側からあなたにピッタリの案件を紹介してもらえるのです。
もちろんですが、紹介されたクライアントとの交渉もサイトのスタッフがサポートしてくれます。
案件紹介サイトとしてはGEEK JOBがおすすめです。
4.プログラミング教室のインストラクター
プログラマーは需要もあり将来性は高い職業です。
さらに近年は小学校でもプログラミングを授業に取り入れています。
したがって簡単なパソコン操作から高度なプログラミングまで多様な「教育需要」があるのです。
過去の部下や後輩に教育することに充実感を得たプログラマーであれば、より多くの方にスキルを教える仕事が向いていると言えます。
プログラミング教室やパソコン教室のインストラクターの仕事を探すならバイトルがおすすめです。
5.パソコン関連のWebライター
プログラミングに世の中の関心が高まっているので、自らインターネットで調べる方も多くなっています。
したがってプログラマーは自らの知識やスキルを文章にして収入を得ることができるのです。
Webライターに関しても先ほど解説したクラウドソーシングで多くの案件が出ています。
プログラミングの副業に並行してライターの仕事をすることも可能です。
Webライターを始めるならライティング特化型のクラウドソーシングサービスであるサグーワークスがおすすめです。
プログラマーが副業で成功するコツ
プログラマーには様々な副業があります。
そして副業で成功すれば収入がアップし、フリーに転身することも見えてくるのです。
では副業で成功するには何かコツがあるのでしょうか。
積極的かつ多動する
「副業をしたい」と思ってはいるけど、なかなか始めようとしないプログラマーがいます。
それはおそらく以下のようなことを考えているからです。
- 何の準備もできていない
- 自分には仕事が回ってこない
- 失敗するのが怖い・恥ずかしい
確かに新しいことを始めるには不安がつきものです。
しかし、これらの不安も実際にやってみないと分かりません。
したがって副業で成功するには、とにかく試しに始めてみることです。
そしてクライアントの反応や仕事の現状を自分の肌で感じ取りながら、必要なところを変えながら仕事をしていくことをおすすめします。
少し難しい案件に敢えてトライする
副業を始めても最初は単価の安い案件ばかりになります。
そこで副業に慣れてきたら「自分にはすこし厳しいかも?」という案件にも応募していきましょう。
そして受注を取ることができれば、何としてでも作業を完了させてください。
こういったことを重ねることが作業の単価アップになり、副業として成功していくのです。
まとめ
今回はプログラマーにかんする現状とおすすめの副業を解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
プログラマーの仕事はすそ野が広いと言えます。
したがってプログラマーは枠にとらわれず自由に自分のやりたい仕事を見つけていくべきです。
- プログラマーはあらゆるコンピューター機器に必須の職業
- プログラマーの残業や休日勤務も多く、労働環境は大変
- プログラマーの仕事は多岐に渡るため転職する人も多い
- 収入やスキルのアップを目的に副業をしているプログラマーも多い
- プログラマーにはインターネットを介した副業がおすすめ
- プログラマーの副業はたくさんあるので積極的に動くべき
プログラマーは自らのスキルを高めることで、収入のアップを目指すことができます。
そして副業をすることでスキルアップのスピードはさらに高まり、収入もそれについてくるのです。
これから副業を始めてみようと考えていたプログラマーの方は是非参考にしてみてください。